ペット保険

ペット保険とは、ペットが病気やケガで診察や手術を受けた場合、かかった費用を限度額や一定の割合で補償するという保険です。
主に犬・猫を対象としていますが、保険会社によっては鳥、爬虫類、ハムスター、うさぎなども対象となります。
保険というカテゴリーを見た場合、火災保険や自動車保険と同じ損害保険に分類されています。

ペット保険の必要性

人間ならば健康保険に加入していれば2~3割の負担ですが、ペットの場合全額負担しなければなりません。
さらに近年ではペットの高齢化と高度医療の発達によって拍車をかけています。
犬や猫も種類や大きさによって異なりますが、平均寿命が犬だと12年、猫は14年程度に延びており、高齢になるにつれ痴ほうや関節疾患といった病気のリスクも高くなります。
これらの病気は治療費が高額です。
獣医療の向上によって高度な治療を受けることも可能になりました。
そのため、大きな家計の負担になることから、ペット保険の加入者が増えています。

ペット保険の相場

ペットの種類や品種、年齢に応じて保険料が変わります。保険会社ではそれぞれのリスクに応じて保険料を1年契約で設定しています。

犬(トイプードルの場合)

1~3歳までが月額1,500円前後、8歳以上だと月額5,000円前後

猫(アメリカンショートヘアの場合)

1~3歳までが月額1,500円前後、8歳以上だと月額2,500円前後

ペット保険の補償範囲

ペット保険は、病気やケガの診療・手術で支払った医療費を補償する保険のため、それ以外の費用は対象外です。
予防注射や不妊・去勢手術などは動物病院に支払っても医療費とみなされません。
保険会社の補償範囲をよく読んで決めるようにしましょう。

ペット保険の注意点

ペット保険には人間の医療保険と同様、過去のケガや病気、現在の健康状況について告知義務があります。
申し込み後、告知された内容に基づき審査されるため、すぐに補償されるわけではありません。
また、審査に通過しても病気によっては、契約から補償開始まで数日間の待機期間が設定されている場合があります。