2022年度のバイク任意保険への加入率
自働車と同様に、バイクにも任意保険があります。
バイクを購入する際には、この任意保険へ加入するべきかどうかを検討する人は多いのではないでしょうか。
2022年の任意保険加入率を見ると、基本保障である対人賠償への加入率は45.9%、そして対物賠償は46.9%の加入率にとどまっています。
搭乗者傷害への加入はさらに低く26.6%にとどまっている他、人身傷害は16.4%、そして車両保険への加入はわずか2.1%しかありません。
任意保険が必要な理由
バイクの保険には、加入が義務付けられている自賠責保険と、任意保険とがあります。
このうち自賠責保険はバイクを購入する人が全員強制加入していますが、補償の範囲は被害者に対する死亡やケガに対してのみと限定されています。
これは、自賠責保険が被害者の救済を目的としているからです。
しかも、補償額の上限はそれほど高くありません。
死亡に対する補償は最大で3,000万円ですし、後遺障害に対しても最大4,000万円、そしてケガに対しては最大120万円と設定されています。
場合によっては、この金額では不足する可能性は十分にあるでしょう。
過去には、裁判で高額な賠償判決が出たケースは少なくありません。
数億円の損害賠償が認定されることも珍しくないのです。
自賠責保険で保障されない部分を補うのが、任意保険の役割です。
そう考えると、バイクに乗る人は万が一に備えて任意保険へ加入することが大きな安心感につながるのではないでしょうか。
任意保険へ加入すると、対人賠償は上限のない無制限補償を受けられるほか、対物賠償に関しても無制限が一般的です。
これだけでも、安心してバイクに乗れる理由となるのではないでしょうか。
また、任意保険によっては車両保険として自分自身のバイクの損害を保障できたり、自身のケガの治療費も保障できるなど手厚い補償を受けることも可能です。
任意保険の選び方
バイクを所有していても、乗る機会が少ないという人は少なくありません。
もしかしたら自動車の1日保険のようなバイク保険があるかもしれませんが、この場合には自身のバイクは対象外となることがほとんどです。
そのため、自身のバイクに対しては通常のバイク保険を選ぶことが必要です。
それでは、バイクの任意保険を少しでもリーズナブルに抑えるためには、どんな工夫をすれば良いのでしょうか。
まずは、保障内容を見直すことから始めましょう。
運転者の年齢制限を高く引き上げることで、毎月の保険料を安くできます。
全年齢補償よりも、26歳以上保障の方が保険料は安くなるのです。
また、対人賠償や対物賠償は無制限のままでも、自分自身のケガに対する保障や車両保険を見直すことで毎月の保険料を低く抑えることができます。