自動車保険

自動車保険には大きく分けて2種類あります。
一つは強制的に加入が義務づけられている自賠責保険は、車検においても加入していない車は通りません。
もう一つは任意で加入する任意保険があり、自賠責保険で補償されない部分を補償します。
任意保険の加入率は2020年3月時点で約70%となっています。
自動車保険 都道府県別加入率
自動車事故を起こした場合、1億円を超える賠償を命じられることがあります。
自動車保険に加入していないと、事故を起こした場合、十分な賠償ができません。
賠償ができないとなると一生を棒に振る恐れがあるため、任意保険には必ず入りましょう。

任意保険の補償範囲

自賠責保険は相手方の身体への補償に限られているため、任意保険でカバーする必要があります。

対人賠償保険

自動車事故で他人を死亡させたり、ケガを負わせたりした場合、賠償責任が生じることがあります。
自賠責保険では限度額が決まっているため、その差額に対して保険金が支払われます。

対物賠償保険

建物や公共物に損害を与え、賠償責任が生じた場合、保険金が支払われます。

自損事故保険

運転手の運転ミスによる自損事故で、死亡またはケガをしたときに保険金が支払われます。

無保険車傷害保険

任意保険の加入率は約70%ですが、約30%は未加入ということになります。
任意保険未加入による自動車に衝突され、相手から十分な補償が得られないときの補償です。
運転手や同乗者が死亡または後遺障害になったときに保険金が支払われます。

特約について

任意保険には特約という基本補償にオプションとして契約するプラスの補償があります。
オプションになる特約には保険会社によってさまざまな種類があり、特約を色々つけると保険料が高くなるので必要なものだけを選ぶようにしましょう。
ロードサービスや弁護士費用特約、ファミリーバイク特約といったものがあります。

交通事故の責任について

交通事故では一方が悪いというケースは少なく、過失割合という過去の裁判所の判例をもとに保険会社が話し合いで決まります。
また、人やバイク、自転車といったケースだと、車は過失割合が高く設定されるので、注意して運転しましょう。
その場合、億単位の賠償額を請求されることもあり、契約金額を無制限で契約することをおすすめします。